所蔵: 滋賀県立近代美術館
昭和24年頃は、まだ人々は食べることに精一杯の時代であった。卯一は人々に、温かみのある作品を見て心を癒してもらいたいと思った。その精神から生まれた釉薬がこの柚子肌釉である。
寸胴に伸ばした成形に赤土をうず状に巻いて、ガラス釉の柚子肌釉を掛けた作品である。