
鉄燿香炉
所蔵: 大阪市立東洋陶磁館
鉄耀釉は卯一が、京都と滋賀県の県境に「途中」という所が有り、そこの工事現場から黒い石が有るのを見つけた。その石を少し分けてもらい、テストすると面白い黒石だと直感した。
私(保孝)らには全く解りませんでした。それが昭和47,8年頃だったと思います。来る日々テストの毎日がつづきます。そして、2年ぐらい経った頃、窯から出てきた作品を見たときは興奮しました。油滴釉がドーナツ状になっている。今まで見たこと無い釉薬でした。
卯一は鉄耀と表現し、ある時は蓬莱耀とも書いています。